滝の向こうに民家がある下城の滝と下城の大イチョウ

夢☆子

2014年05月06日 15:21

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鍋ヶ滝に比べると知名度が低いのか、GWでも、訪れる人は少ない下城の滝

私も初めて来たんだけど、この滝面白い!









滝の向こうに民家がある!!!

滝って、山の中にあるものと思っていた。高低さがあるところに滝があると思っていた。だから、なんかすごいものを発見した気分になり滝の向こうに民家が見えたときは興奮した!










国指定の天然記念物『下城のイチョウ』

少し前に、城南の下田のいちょうを見て、わぁーと思ったばかりだが、ここのはもっとすごい!

いちょうって、冬になると葉が落ち、春になると、若葉が生まれ、夏の暑さに文句ひとつ言わず耐え、秋になると黄色くなる。

これをこの木は1000年もの長き、永き間繰り返してきた。

このいちょうを眺めながら、繰り返すことのすごさを教えてもらった!

日々の営みを繰り返す。これは簡単なようで難しい。



下城の滝
阿蘇郡小国町下城

下城のイチョウ
阿蘇郡小国町下城坂下地内



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※下城の大イチョウは、平安時代に植えられたと伝えられています。『鏡ヶ池伝説』の小松女院の乳母が亡くなられたとき、女院の手によって植えられた記念樹と伝えられています。

【鏡ヶ池伝説】
醍醐天皇の孫娘・小松女院と清少納言の兄・清原正高は恋に落ちました。そのことが噂になり、帝の怒りをうけることになりました。正高は豊後の国(大分県)へ、小松女院は因幡の国(鳥取県)へ流されました。。

正高を忘れられない小松女院は侍女、従者を従え豊後を訪れましたが、正高の行方はしれません。流浪の末、小松女院らは小国町へたどり着きました。そこで古い祠の下に清水のわく泉があり、そこに女性の魂である手鏡を投じて再会できるように祈りました。切なる女院の心を思った11人の侍女もこれに従い、鏡を投じ祈りました。

小国を離れ玖珠の小田村の三日月滝で一人の木こりに出会い、正高卿の消息を訪ねたところ、すでに正高は土地の豪族の娘と結婚しており、子どももいるということがわかりました。嘆き悲しんだ小松女院は侍女達11人とともに、三日月滝に身を投じました。そのことを後になって知らされた正高は女院達の亡骸をひきあげ手厚く葬ったといいます。


※大イチョウが植えてある場所は、戦国時代にこの地域を支配していた下城上総介経賢(しもじょうかずさのすけつねかた)の墓所です。この木の根本には、下城氏の墓と伝えられる二基の塔があります。このうちの一基は経賢の母・妙栄(みょうえい)の墓と伝えられます。



つづく
小田温泉『おた里の湯 彩の庄』宿泊記(1)



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